どんなに簡単と思われる山でも、準備をきちんとしなければ、いざという時の対応ができない。
行きたい山を決めたら、まず資料集めだ。
ガイドブック、地図、エリアの自治体のホームページなど情報は沢山ある。
山麓までのアクセスも重要。
計画を立てたら、メモでも良いから留守家族や周囲の人に渡そう。
当協会の宣伝になり面はゆいが、警察も関わる登山・下山届システム「コンパス」もある。
パソコンなどから打ち込め、計画書作成も兼ねられる。
計画を立てることは、自分たちはこれで大丈夫という確信を持てるようにすることだ。
一緒に行く人達全員の年齢、健康状態、体力、山や自然の経験を考えよう。
「自分だけなら行ける」のと「みんなで行ける」のとは違うことを自覚しよう。
著者:日本山岳ガイド協会理事長 磯野剛太