楽しみは備えから

鳥になって見る感覚で ~楽しみは備えから(37)
山では、安全のために、位置や標高をより正確に把握する必要がある。そのために、登山では、縮尺を伴う正確な地図を使用する。凸凹のある地表、岩や崖、植生、建物などを1枚の紙の上に再現した地形図だ。三角点、お寺や学校、役所や…

北を意識しよう ~楽しみは備えから(36)~
どんな地図でも、行く先の方向を定めなければ、目的地を探せない。地球は方位があり、東西南北で表現している。誰でも知っているようで、案外無頓着な人が多い。普段の生活で、いつも方位を意識しよう。アパートの図面でも、日当たり…

地図事始め~楽しみは備えから(35)~
地図、地形図や天気図と言われると、何か複雑なものを読み解くようで、きらいになってしまう人が多いようだ。そもそも地図は、目的地までの道筋を理解し、到着への方法を考えるのに有用だ。境界線を表したり、場所を見つけたりするためでもあ…

四季の変化を楽しもう~楽しみは備えから(34)~
垂直分布と水平分布は単に動植物の生態や植生の違いが分かるだけではない。話題になる桜前線や各地の紅葉も、垂直と水平にその色分けができるのだ。山の楽しみで言えば、同じ桜や紅葉でも異なる場所や標高で、時期を違えて楽しめるわけで、山…

垂直の無理解は致命傷に~楽しみは備えから(33)~
ふるさとの山は、たとえ低山であっても、山そのものの環境が、垂直・水平分布により異なることを理解しよう。垂直でいえば、山麓はうららかな春であっても、頂上は冬のままということは、標高差が500~1000メートルあれば当然あり得ることだ。…

四季の変化を楽しもう~楽しみは備えから(32)~
垂直分布と水平分布は単に動植物の生態や植生の違いが分かるだけではない。話題になる桜前線や各地の紅葉も、垂直と水平にその色分けができるのだ。山の楽しみで言えば、同じ桜や紅葉でも異なる場所や標高で、時期を違えて楽しめるわけで、山…

垂直分布と水平分布~楽しみは備えから(31)~
日本は斜めに長い島国であることは誰でも知っている。緯度の幅(南北)や経度の幅(東西)は、国土の広い国に比する。そこに暖流、寒流や季節風の影響もあり、日本には明確な四季がある。北と南では環境が異なることは、低山といえど…

ぬれは体温を奪う~楽しみは備えから(30)~
山での服装について、いま一度、強調しておきたい。雨によるぬれだけではなく、運動により汗をかくことが、体の表面をぬらす。暑い時はなんでもないが、ぬれたまま冷えると、体温そのものを奪ってしまう。風は、さらにその冷えを増加…

リュックの中身も防水を~楽しみは備えから(29)~
体を雨などから守るのに加え、リュックサックの中身もぬらしてはならない。いざという時に、防寒着や着替えがぬれていると、寒さを防げないことになる。簡単なのは、リュックサックカバーと呼ばれるリュック用の雨具を用意することだが、完璧ではない…

水分補給は欠かせない ~楽しみは備えから(28)~
山では水分補給が欠かせない。最近ではリュックサック内部に入れたウオータータンクにチューブをつなぎ、吸い口を外に出して飲むタイプもポピュラーになってきた。行程3~4時間の低山では1リットルくらいの水やお茶を用意しよう。…